店のトータルのバランスの視点で、磁石論を締めくくります。

磁石論を、一言で片付けてしまうと、

  店内のメリハリを、どのようにしてつけるかの技術

と言えます。

そして、それは、

店内を、すみずみまで、歩いていただき、

買い逃しを防ぐことで、お買い上げ「客数」を増やし、

ついで買いを促すことで、「客単価」を増やす。

ことに、ほかなりません。

メリハリの技術と言う点で、

Webサイトのセールスページにおいて、

訪問者に、最後までスクロールしていただき、

できたら、すみずみまで目を通していただき、

最終的に、

「申し込み」ボタンをクリックしていただく。

ために、応用できるはずです。

また、リアルショップで、売上を上げるためには、

「売れるものを、もっと売る」

ようにするのは、鉄則です。 

そうなるように、

小さく、あるときは大きく試して、検証してゆくと、

販売量と陳列量とが、だいたい比例するはずです。

ある期間を区切って、

例えば一週間で10個売れるものと、50個売れるものとがあれば、

単純に考えて、後者は、5倍の陳列量にすべきです。

磁石論は、

この、「陳列量の大小」を

店の、どこに、どのように展開してゆくか

の技術でもあります。

 

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参考書籍

※本稿は、私なりに消化して、実際の店舗で実行したことをベースにしていますので、必ずしもこの書籍の要約ではない部分があります。

「店舗レイアウト (チェーンストアの実務原則シリーズ) 」渥美 俊一著 実務教育出版