- 投稿
- 磁石論と店舗レイアウト
今回も、この式からスタートです。売上とは 「売上」=「客数」×「客単価」
で、まず、「客数」を増やすために何をするか。
「客数」増にも3通りあります。
1「来店客」増 →とにかく店に入ってもらう!
2「買上率」増 →入った方に買ってもらう!
3「再来店」増 →リピーターを増やす!
最初の回に、「冷やかしで入りやすい店」を提案しました。要は、一旦上記の2を忘れて、1に集中するということです。そもそも1がなければ、2はありません。まずは、来店客の増加から固めます。
今回の提案も、シンプルです。当たり前すぎることをいいます。
それは・・・
「入口を明確にする」
ということです。拍子抜けしましたか?
ではショッピングセンターを、一回りしてみて下さい。ごちゃごちゃしていて、どこから入ればいいのかわからない店は、なかったですか。
入口ははっきりしていても、入荷の荷物や、陳列の張り出しで入りにくくなっている店は、ありませんでしたか。
「陳列の張り出し・はみ出し」は、一見、商売熱心なようですが、逆効果です。(キッパリ)
あるときショッピングセンターの「店長会議」で用意された資料が、それを物語っていました。
まあ、ショッピングセンターの特別招待会とか、お祭りの日とかに一時的にやるのは、よいです。でも、通常は、すっきりした入口を旨としてください。書店やCD店は特に。
その上で、「磁石」を仕掛けます。
一番売れる、旬な商品が、入ってすぐのところにぱっと目に付くようにします。
そしてその上で、店の隅々まで見てもらえるように、工夫を重ねます。
この「磁石」に関しては、次回以降で、詳しく説明いたします。
とにかく
・どこから店に入るのか明確にして
・入店をふさぐようなものを置かない。
ようにして、
・店員の監視するような視線がない
入口をつくって下さい。
当たり前のようで、見逃しがちです。時々お客様の視線で、自分の店を客観的に見てください。