第一磁石・第二磁石を説明してまいりました。

「店をすみずみまで、見ていただくための仕掛け」

であることは、ご理解いただけたでしょうか。

さて、今回、第三磁石に入ります。

  第三磁石:陳列棚の両端

下図の「丸印」だとお考え下さい。
第三磁石図

スーパーで、ポテトチップスとかが、どーんと、アホみたいに積み上げてあったりしますね。

あれです。

ここの役割は、2つあります。

ひとつは、

外周から、陳列棚の方に誘導する役割です。

一応、スーパーなんかでは、天井に、陳列商品の案内板は下がっていますが、

下手な案内板より商品の案内効果があります。

商品動向によって、例外も発生しますが、

ポテトチップスが、どーんと積んであれば、

大体そこから入ったところが、お菓子の陳列什器と見当がつきます。

「磁石」としての役割は、これですね。

もうひとつは、

いわゆる「売れ筋」商品の大量陳列の場です。

販売量と、陳列量とを比例させることは、鉄則です。

大量に売れる商品は、大量に陳列します。

さらりと書いていますが、とっても重要です。

販売量と、陳列量との比例は、商品管理の鉄則です。

売上を上げるためには、

売れないものを何とかすることを考えるよりも、

売れるものを、もっと売る

ことを考える方が、近道です。

次回、ここでの陳列の注意点をお話します。

 

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参考書籍

※本稿は、私なりに消化して、実際の店舗で実行したことをベースにしていますので、必ずしもこの書籍の要約ではない部分があります。

「店舗レイアウト (チェーンストアの実務原則シリーズ) 」渥美 俊一著 実務教育出版