記事一覧

店舗運営のヒント集【基本コンテンツ】

店づくり・レイアウトのヒント

店舗レイアウト~スーパーのつまらないレイアウトに隠された秘密

 ここでは「磁石論(マグネット理論)」を軸に、店舗レイアウトに関して、スーパーマーケットを素材に述べてゆきます。
もちろん、業種・業態(※下記参照)によっては、例外もあります。スーパーは、あくまで解説のための素材です。まずは、根底にある本質をご理解ください。

特に店舗運営に関係ない方が、興味本位で読んでも楽しめるような記述を心がけました。

目次です

では、早速第1回からどうぞ 

11:磁石論(8)磁石論総括

店のトータルのバランスの視点で、磁石論を締めくくります。

磁石論を、一言で片付けてしまうと、

  店内のメリハリを、どのようにしてつけるかの技術

と言えます。

そして、それは、

店内を、すみずみまで、歩いていただき、

買い逃しを防ぐことで、お買い上げ「客数」を増やし、

ついで買いを促すことで、「客単価」を増やす。

ことに、ほかなりません。

メリハリの技術と言う点で、

Webサイトのセールスページにおいて、

訪問者に、最後までスクロールしていただき、

できたら、すみずみまで目を通していただき、

最終的に、

「申し込み」ボタンをクリックしていただく。

ために、応用できるはずです。

また、リアルショップで、売上を上げるためには、

「売れるものを、もっと売る」

ようにするのは、鉄則です。 

そうなるように、

小さく、あるときは大きく試して、検証してゆくと、

販売量と陳列量とが、だいたい比例するはずです。

ある期間を区切って、

例えば一週間で10個売れるものと、50個売れるものとがあれば、

単純に考えて、後者は、5倍の陳列量にすべきです。

磁石論は、

この、「陳列量の大小」を

店の、どこに、どのように展開してゆくか

の技術でもあります。

 

前項に戻る 

 


 

参考書籍

※本稿は、私なりに消化して、実際の店舗で実行したことをベースにしていますので、必ずしもこの書籍の要約ではない部分があります。

「店舗レイアウト (チェーンストアの実務原則シリーズ) 」渥美 俊一著 実務教育出版